・摩尼寶山(滝谷寺)・
● 「摩尼寶山」 滝谷寺 たきだんじ →「総門」
※〜「摩尼寶山」の山は山ではなく、寺のことです。 ●山門と参道 鐘楼を兼ねた山門で総槇(くさまき)材両袖付の風格ある古建築です。 天正年間に、柴田勝家の寄進によって建立されたとか。 総門より伽藍へ続くゆるやかな長い上り坂は、その昔戦国武将の朝倉、柴田をはじめ福井藩、丸岡藩の 歴代藩主も祈願のために訪れ、この石畳を歩んだ歴史の参道で、敷石は福井市内で採掘された 笏谷石です。 ● 左甚五郎作のキリン(右)と農作業(左)の彫り物 観音堂(室町時代)の彫り物 観音堂向拝の上の蟇股(かえるまた)の農耕の彫刻および木鼻の麒麟の彫刻は左甚五郎の作と伝えられ、龍の彫り物でないところが妙を極めて いるといわれる所以かも。。。。 ●庭園寸景 雪釣りも不要になった春の庭園 一枚岩の池には金魚か?鯉の稚魚か? さつきの咲く頃が一番よいとか。。。 ●三国の街絵図 往時の三国湊の街並みと滝谷寺を描いた絵図(寺内の土産売場に掛かっていた額より)。背景の白い山は白山、灯台や汽船、電車や蒸気機関車まで描かれているので昭和初期の頃の三国湊か。。。 ●三国を愛した文人の句碑 瀧谷寺境内にある三国ゆかりの文人の句碑より、、、、 迎へ傘三国時雨に逢ひにけり 高浜虚子 啄木鳥や山門までの杉襖 森田愛子 落葉踏み又斯る日のありやなし 伊藤柏翠 |