部子山・竜双ヶ滝・銀杏峰
部子山、銀杏峰を主峰とする山地は、ともに広い地域にわたってブナの原生林に覆われ、山頂には
風衝草原もみられるなど すばらしい自然景観の山である。またその麓には
日本の滝百選の「龍双ヶ滝」や永平寺ゆかりの古刹「宝慶寺」などがあります。
福井大学ワンダーフォーゲルOB会
FUWVOB: 1999-8/
●部子山・竜双ヶ滝・
宝慶寺・オウ穴・
銀杏峰・冠山
{ 竜双ヶ滝 }〜ryuusou-ga-taki〜
日本の滝100選(緑の地球防衛基金)
落差60m〜部子川渓谷、池田町東青、稗田(ひえた)川 。
[地図]
池田町松ヶ谷と大野市宝慶寺を結ぶ間道で部子川に沿って遡行する。
狭い道路で車のすれ違いに注意を要するが舗装されいるので夏場は良い涼線ある。
竜双ヶ滝もオウ穴群もこの路線沿いにあり車窓からも眺められる。
[写真]左:夏の竜双ヶ滝。右:晩秋の竜双ヶ滝。
「この滝の落口付近は寺屋敷と呼ばれいるが、この寺に
竜宗という僧が修行に励んでいた、深い滝壷には竜が住み
時々昇天のためこの滝上りをしたと言い伝えられる」
『オウ穴群』 Pot Holes 部子川渓谷
この滝の下流には、県下でも最大といわれる「甌穴(おうけつ)」
(急流の河床の岩石面に生じる鍋状の穴)群があり、川の流れがこの穴で渦を巻ながら次の
穴に落下している。
「大昔ここには、大きな岩がありました。砂利や砂を含んだ水が渦を巻き、
固い岩を少しづつ削り取り、何百年もの時間をかけて、このように滑らかな大きな穴
(「オウ穴」)を作り上げました。」
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『部子山』〜 1465m
[地図]
へこさん
★大野市と池田町の境にある部子山は、ピークの広がりの大きいきわめて女性的風貌をもつ優美で
おおらかな山である。
頂上からは冠山・能郷白山などの越美国境の山並みから赤兎山・白山連峰などの
加越国境の山並みが展望できる。
[写真]武生市内から見た部子山。なだらかで大きい塊の山です。
部子山には登山口が4つある。柏谷、水海(みずみ)、蒲沢、東青の4つである。近年、大きな山頂部に
『能楽の里牧場』が整備され尾根伝いに林道が走り車で山頂部まで登ることができる。どうしても歩いて登りたい
方は水海から林道を歩くか、急ながら最短コースの柏谷からの登山コースがありますが、荒れている
恐れがあります。
山名の由来〜目子岳が変化か?。
継体天皇の妃、目子媛へこひめが足羽川の水源を確かめるために登った。
∴千本杉〜枝から多くの根を下ろす。
龍馬ヶ馬場(山頂西)
『 能楽の里牧場』:福井県今立郡池田町部子山
管理主体:池田町(今立郡池田町稲荷)農林課
「部子神社=秘内龍の彫刻」
田楽能舞〜水海みずみ・鵜甘神社
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『銀杏峰』〜 1440.7mげなんぽう
&『宝慶寺』ほうきょうじ・・・
[地図]
宝慶寺より仰ぐ急峻な山容の銀杏峰のながめは、幽邃で深山の趣きが深く、奥越を代表するすぐれた
山岳景観の一つである。鎌倉時代の頃、宗より入朝した道元禅師ゆかりの禅僧寂円は、俗塵を払う地を
求めてこの宝慶寺の地に来り、ここで寺を開いたのがこの宝慶寺である。
銀杏峰に対峙して寂円の座禅石が今も山中に遺存し、禅の修業において、この山の霊気が大きな役割り
を果していた様で、銀杏峰を中心とする宝慶寺一帯の景観は、禅の修業における歴史的自然景観としても
貴重である。
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